読みもの

しゃべってないで書いたら日記〜店主の身に起きたことそのまんま日記〜

2017年09月12日

目撃者のりちゃん 2 「ウォータースライダー」

 

のりちゃんと隣同士で暮らしていた頃、一回だけ町内会のレクレーションに一緒に参加した。今は亡き琵琶湖温泉ホテル紅葉に行くというローカルなレクレーション。館内の劇場で演歌ショーを見てからみんなしてプールで遊んだ。プールには大きなウォータースライダーがあった。「わーい!」、私は初めての経験。喜び勇んで行列に並んだ。私の前はのりちゃん。颯爽と大きな管の中を滑っていった。私もウキウキと管の中へ。長〜い管はウネウネと続く。中程まで滑ってきた時、なぜか突然止まってしまった。管の中で停止。え?なんで?と独り言を言っていたら、なんと、上からすごい勢いでおっさんが滑ってくるではないか!えー?と思った途端、おっさんと激突!「ぎゃ〜〜〜!」真剣に悲鳴をあげました。おっさんの体と私の体が管の中で何回もぶつかる。ぶつかるとヤジロベエみたいに管の壁面に沿って体が上がり、また降りてきてはぶつかっては壁面に沿って上がり・・・、恐怖のヤジロベエ状態。「ぎゃ〜」と叫び続けたら、おっさんが「大丈夫か!」と言って私の肩をガシッと抱えて固定してくれた。で、二人してすごい速さで出口へ。出口では先に滑っていたのりちゃんが待っててくれたのだけど、見知らぬおっさんと抱き合ってすごい勢いで飛び出した私を見て、あんぐりと口を開けていた。

飛び出したおっさんと私はひと言も言葉をかわざず、さっと左右に分かれた。のりちゃんが「誰?」と聞くので「知らん」と言った。ウォータースライダーにはあれ以来、足を踏み入れていません。